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自分に報いるのは自分自身

2019年4月20日 土曜日

  先日、社会学者の上野千鶴子氏が入学式の祝辞で医学部の不正入試問題に言及。「大学でも性差別があり、頑張っても公正に報われない社会があなたたちを待っている。あなた達がいま自らの努力が報われたと感じられるのは周囲の支えと理解があったから。その恵まれた環境と能力を自分が勝ち抜くためだけに使わず、恵まれない人々を助けてほしい」と訴えられました。

非常に含蓄のある祝辞だと感じました。

いわゆる承認欲求という言葉が取りざたされるように、現代では周囲との距離を保ちたいのに、一方では他者から認められたいということがあるようです。というより昔からあったものが顕在化してきたと捉えるべきでしょうか。

しかし、他者からの承認より前に、先ずは自分で自分を認めてあげたいものです。それが何よりも自分自身自信というものに繋がると考えています。