筋トレの負荷は大きければ(重ければ)いいという訳ではありません。
2019年10月4日 金曜日
以前、「とにかくベンチプレスで80キロ挙げたい!」という方がみえました。男性にはしばしば見受けられる願望ですね!しかし、実際には補助する私がほぼ挙げている状態で、ご本人のトレーニングとしての成果は概ねゼロでした。
競技としてのウェイトトレーニングであれば分からないこともありませんが、一般のトレーニングとしての価値は高重量を一発挙げられるかどうかではありません。スタイルアップや健康維持のためのワークアウトであれば尚更のことです。
パーソナルトレーニングの真髄は”トータル”でその方の能力の限界を超えていくことです。”自分では超えられないライン”、それを超えることで身体は変わります。
軽いウェイトであればレップ数は増えますしリミットに達するまでの時間は長くなります。逆に重くなれば回数は減少し時間としては短縮できるでしょう。しかし、たった数回挙げて限界を迎えていたのでは効果には疑問符がつきます。極端にいえば100キロ挙げようとしたけど0回だったというのでは無意味だということです。
筋力、所要時間、精神状態、体調、そしてトレーニングする目的によって適切な負荷は決まってきます。