日野原重明氏死去
2017年7月20日 木曜日
昨日の中日新聞朝刊のコラムをお読みになった方はいらっしゃいますか?
80年前に日野原氏が初めて担当した16歳の少女が亡くなったときのことが書かれていました。
当時、日野原先生でも「私はもう死んでいく気がします。」と死を覚悟した少女に対して「君はよくなるよ。頑張ろう。」という言葉しか出なかったのだと胸が詰まりました。
本人が覚悟して既に受け容れている事実、それに対して真摯な姿勢ではなかったと悔いられたそうです。そのことがその後の氏の活動に影響を与え続けたとのことでした。
現実に目を向けなければ本質に触れることはできないのだなと思いました。